【実録】GA4の最初のデータを見たら、ドイツからアクセスがあった日 — アクティブユーザー27人の正体は誰だ

非エンジニアAIラボ第8記事アイキャッチ。Editorial風デザイン、キャラクター入り。 計測・分析

※本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。

はじめに

第6記事で GA4 と Search Console を導入してから、2日が経ちました。

データ反映は最短で24時間と聞いていたので、翌日にも一度だけ管理画面を開きました。その時はほとんど何も出ていなくて、すぐに閉じた。「もう少し待とう」と思ったまま、丸1日が過ぎた。

今日、もう一度開きました。

数字は出ていました。出ていたのですが、私は 画面を眺めながら、最初の質問を声に出していました

「これ、なんで ドイツ から来てるの?」

この記事は、非エンジニアの私が、自分のサイトの最初の数字を読み解こうとして、半分くらい意味が分からなかった日の記録です。データは出た、でも全部は分からない。その「分からない」こと自体を、まずは記録に残します。

TL;DR(忙しい人向けまとめ)

項目内容
一番びっくりしたこと訪問者の3人に2人が海外(日本語ブログなのに)
一番悩んだことアクティブユーザー27人の中に、自分が含まれているのでは?疑惑
全部わかった?いいえ、半分くらい分からなかった(これが本記事の主題)
次の記事の予告27人の正体を確かめる(内部トラフィック除外)

第1章:ドイツからアクセスがあった日

GA4 のホーム画面の右下のほうに、「アクティブユーザーの国別」 というブロックがあります。世界地図に、訪問があった国がマーカーで点る仕組みです。

開いたら、こうなっていました。

アクティブユーザー数割合
Japan933.0%
United States518.5%
Germany415.0%
France27.4%
India27.4%
South Korea27.4%
Netherlands13.7%
Singapore13.7%
United Kingdom13.7%
GA4 ユーザー属性の詳細(国別)— 日本は33.0%、残り67%は海外9カ国に分散
GA4 ユーザー属性の詳細(国別)— 日本は33.0%、残り67%は海外9カ国に分散

9カ国から人が来ていました。そして ─ 日本は33%しかありませんでした

待ってほしい。日本語で、非エンジニアが、Claude Code を初めて触った話を書いている、開設1ヶ月のブログです。それなのに、訪問者の 3人に2人は海外

なぜドイツから、フランスから、インドから、人が来るのか。

正直に言うと、ちょっと嬉しかったです。「世界に届いている」みたいな大袈裟な感覚ではなくて、「自分のサイトに、見たことのない国名が表示されている」という事実が、不思議で。

そのあと、我に返って、Claude Code に質問しました。「これ、誰が来てるの?」

返ってきた答えは、要約するとこうでした。

いくつかの可能性があります。 1. VPN経由でアクセスしている日本人(海外サーバーを経由するとIPがその国になる) 2. 翻訳プロキシ(Google翻訳経由でアクセスすると国判定が変わることがある) 3. Referralスパム(検索エンジン以外から不自然な流入を装う bot) 4. 海外SNSでの拡散(知らない誰かが共有してくれた可能性) 5. 本当に海外在住の日本語話者

つまり「1人の確実な正体は分からない」というのが、誠実な答えでした。

でも、5番が含まれていることだけは消えないです。Xアカウント(@mona_ai256)の投稿は、世界中の誰が見ているか分からない。GA4 の地図は、そういう不確実性を可視化する道具でもある、と分かりました。

第1章のまとめ:ドイツの正体は不明。でも、地球儀が回りはじめた感覚はリアルだった

第2章:アクティブユーザー27人の正体は、もしかして

地図の左側に、もう一つ気になる数字がありました。

アクティブユーザー数:27

過去7日間。27人

これも、最初は嬉しかったんです。「お、二桁いってる」と。

でも、すぐに 嫌な感覚 が来ました。

  • 私は、自分のブログを 毎日、何度も 開いて確認している
  • 表示が崩れていないか、新しい記事の見え方がどうか
  • iPhone でも見るし、家族のPCでも見たことがある
  • WordPress の管理画面に入る前に、サイト本体に飛んだことも何度もある

つまり ─

この27人、もしかして全員、私なのでは?

この疑念が消えませんでした。GA4 には「内部トラフィック除外」という機能があって、自分のIPアドレスを登録すると 自分のアクセスはカウントから外れる らしいのですが、私はその設定をしていません(「設定したか?」と聞かれて、答えは NO)。

ということは:

  • 27人の中の何人かは、確実に私
  • 何人かは、第1章の「謎の海外アクセス」
  • 残りは、本当に偶然辿り着いた誰か

この内訳が、いま私には 分からない

「分からない数字」を見て嬉しがるのは、たぶん良くないことです。「お、27人」と思った瞬間と、「いや、これ自分だわ」と思った瞬間で、心の動きが正反対になった、その振り幅自体が、初心者の通る道だと思います。

このまま「27人見てくれてる」と思い込みたい誘惑 が、ちょっとだけありました。データの解像度を下げると、心は守られる。でも、解像度を下げたままだと、これから何を改善すればいいかも分からなくなる

第2章のまとめ:自分のアクセスを除外しない限り、最初の数字はほぼ自分。これを確認するのが、次回の記事のテーマです。

第3章:数字と用語の壁 — キーイベント0、新規ユーザー0、平均滞在時間

GA4 のホーム画面には、4つの大きな数字が並んでいます。

指標値(過去7日)
アクティブユーザー数27
イベント数372
キーイベント数0
新規ユーザー数0
GA4 ホーム画面 — アクティブユーザー27、イベント372、キーイベント0、新規ユーザー0
GA4 ホーム画面 — アクティブユーザー27、イベント372、キーイベント0、新規ユーザー0

キーイベント数 0新規ユーザー数 0

「ゼロが2つ、並んでる」。これを見て、私は 設定を間違えたかと思いました。だって、アクティブユーザーが27いるのに、新規ユーザーが0って、おかしくないですか?

Claude Code に聞きながら、整理しました。

キーイベント数 = 0 の意味

キーイベント = コンバージョン(=「達成してほしい行動」のこと)。たとえば「お問い合わせフォームの送信」「特定ボタンのクリック」などを 自分で設定 すると、それが発生した回数がここに入ります。

私は 何も設定していない。だから 0。これは「壊れている」のではなくて「まだ何もキーイベントを定義していない」という意味でした。

これ、「コンバージョン未設定」という言葉なら馴染みがあったのに、GA4 は2024年あたりから「キーイベント」という呼び方に統一したらしくて、用語の現在地が古い情報と混ざりやすい。

新規ユーザー数 = 0 の意味

これが一番混乱しました。

新規ユーザーというのは、期間内に初めて来た人の数です。アクティブ27人いるなら、最初の1人は「新規」のはず。

Claude Code の説明はこうでした。

計測開始からの数日間、サイトを訪問していた人(=おそらく達郎さんご自身)は すでに Cookie が発行されている状態で、過去7日間の頭の時点では「新規」ではなく「リピーター」として扱われています。新しい人が来ない限り、新規ユーザー数は 0 のままです。

つまり、新規ユーザー0 という表記は、「新しい人が来ていない」という意味です。「私たちが知っている全員(=27人)は、それより前から来ている人」。

…ということは、やっぱり 27人=私疑惑が、ますます濃厚になりました。

同じサイトで、新規ユーザーが「0」と「27」、両方出てきた話

もう一段、混乱した話を一行だけ。

ホーム画面では「新規ユーザー数 0」なのに、「ユーザー属性の詳細」という別画面では、新規ユーザー数が「27」。同じサイト、同じ7日間で、片方は0、片方は27。Claude Code いわく GA4 は画面ごとに集計仕様が微妙に違う とのこと。

教訓は1つ:「データが矛盾している!」と慌てる前に、「画面が違えば数字の定義も違う」と思っておく。これも今日の学びでした。

平均滞在時間

数字を全部読み終わってから、もう一つ気になっていた指標を探しました。平均滞在時間(GA4 では「平均エンゲージメント時間」)。

これは「ユーザーがページを開いて、画面を見続けていた時間の平均」です。読者が記事を読んでくれているなら、長くなる。即離脱なら短い。

私のサイトの数字は、こうでした。

ユーザーあたりの平均エンゲージメント時間:2分06秒

GA4 平均エンゲージメント時間 — 2分06秒(過去7日間)
GA4 平均エンゲージメント時間 — 2分06秒(過去7日間)

これは、私が事前に想定していたよりも 長い 数字でした。

「即離脱だらけだろう」と思っていたんです。ブログ初心者の私のサイトに来た人は、トップページを開いてすぐ戻るボタンを押すだろう、と。でも、2分06秒。一般的に「1分以下=ほぼ離脱」「2分超=記事を読んでいる可能性が高い」と言われる範囲を、ギリギリ越えています。

ここで、新しい疑問が生まれました。

「あれ?自分は『開いて確認してすぐ閉じる』が多いはずなのに、なぜ平均が2分超えてるんだ?」

考えられるパターンは2つです。

  1. 海外からの訪問者(全体の67%)が、本気で読んでいる(あるいは翻訳しながら読んでいる) → だから滞在時間が伸びている
  2. 私自身がサイトを開いたまま放置している時間 が、Cookie 上では「滞在中」とカウントされている可能性

どちらにせよ、この2分06秒も、自分を除外しないと真の数字は分からない

第3章のまとめ:用語の壁は、調べれば越えられる。でも、自分の影響を除けない限り、数字の意味は半分しか分からない

第4章:Search Console — 拾われたのは「収益記事」だけだった

GA4 の次に、Search Console を開きました。こちらはもっとシンプルで、もっと厳しい数字が出ていました。

指標値(過去3ヶ月)
合計クリック数0
合計表示回数2
平均CTR0%
平均掲載順位10.5
Search Console 検索パフォーマンス — クリック0、表示2、CTR 0%、平均掲載順位10.5
Search Console 検索パフォーマンス — クリック0、表示2、CTR 0%、平均掲載順位10.5

クリック0、表示2

これは GA4 と違って、自分のアクセスが含まれない(Search Console は「Google検索結果に表示されてクリックされた回数」だけを計測しているので、自分が直接 URL を入力してアクセスしても出てこない)。だから、この2回の表示は 本当に外の世界の誰かの検索結果に出た回数 です。

そして、さらに見たのが「ページ別」のタブ。Search Console では、どの記事がどれくらい表示されたかが分かります。

私のサイトで表示されたのは 1記事だけ でした。

https://nonengineer-lab.com/a8-xserver-affiliate-setup/ ─ つまり、第5記事(A8.netとXサーバー提携)

これ、収益化記事です。第1〜第4記事(立ち上げ・初期設定・固定ページ・ローカルMarkdown)は、まだ Google に「これは検索に値する」と判断されていない。第6・第7記事は公開直後で、評価がついていない。今のところ Google に拾われたのは、収益化記事だけ

「お、Googleに見つけられている」と「お、なぜ収益化記事だけ?」が同時に来ました。

平均掲載順位 10.5 の意味

平均掲載順位 10.5 = 1ページ目の末尾と2ページ目の頭の境目あたり。Googleの検索結果は1ページに10件表示されるので、10位は1ページ目の最後、11位は2ページ目の最初。10.5はその 境目 にいるということ。あと一歩で1ページ目に残れる、ぎりぎりの位置です。

ただし、これは 2回しか表示されていない ので、サンプルが少なすぎて信頼できない数字です。これが今後10回、100回、1000回となるにつれて、本当の掲載順位が見えてきます。

この章で気づいたこと

第5記事は、A8.net 経由で Xサーバーアフィリエイト を貼っている記事です。Search Console に最初に拾われたのが、奇しくも収益動線がある記事だった ─ これは Xサーバーがレンタルサーバー界隈で検索キーワードとして強い ことの傍証でもあります。私のような開設1ヶ月のサイトでも、表示には乗る。

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第4章のまとめ:Search Console は GA4 より厳しいけど、嘘がない。サンプル少なくても、見え始めたものは見え始めた

第5章:数字を見た「あと」、自分が何を考えたか

ここまでが、今日の私の GA4 と Search Console を初めてちゃんと見た記録 です。

数字を見て、何が変わったか。正直、すぐに行動が変わるわけではない です。

でも、問いが3つ生まれました

  1. 27人の正体は誰か?(=自分のアクセスを除外したら、本当の数字はいくつか?)
  2. 海外アクセスは何か?(=これからも続くなら、英語版を作る価値があるのか?と一瞬考えた)
  3. 第5記事だけが拾われた理由は何か?(=他の記事にも検索需要があるキーワードを意識して書く価値があるか?)

数字を見る前は、これらの問いは そもそも頭に浮かんでいなかった。「人が来てるか分からない」という曖昧なモヤモヤだけがあった。

数字は「答え」ではなくて、「問い」を生む道具だ ─ これが、今日一番強く感じたことでした。

「数字を信用できる」状態を作るのが先

ただ、3つの問いのうち、1番(自分のアクセス除外)を解決しないと、残りの2つの問いも精度が下がります

たとえば、海外アクセスの何割かが「実は私が VPN を使った時のアクセス」だったら(私は使ってませんが、可能性論として)、それは外しておかないと考察にならない。

だから、次の記事は 「アクティブユーザー27人の正体を確かめる」 にします。具体的には、GA4 の内部トラフィック除外設定 を入れて、自分のアクセスをデータから外す日の記録です。

それをやって、もう数日経ってから、もう一度この4つの数字を見る。その時の「27」が「3」になっていたら、本当の私のサイトの解像度が見え始めます

つまずきポイント・備忘録

3つだけ置いておきます。

「ゼロを見ても、設定ミスじゃない」

導入直後の管理画面は、キーイベント0・新規ユーザー0 など、ゼロが並びがちです。「設定間違えた?」と何度も確認したくなりますが、何もキーイベントを定義していなければ0になるのが正常だし、Cookie 判定で全員リピーター扱いになっていれば新規も0になります。ゼロは「不具合」ではなく「仕様」のことが多い。

Search Console の数字は GA4 と別物

GA4 のアクティブユーザー27 と、Search Console のクリック0 は、矛盾していません。

  • GA4 = サイトに来た全員(URL 直打ち、SNS、検索、自分のアクセス、すべて)
  • Search Console = Googleの検索結果に表示されて、クリックされた人だけ

だから、SNS 経由でサイトに来た人がいても、Search Console のクリック数には乗らない。両方の数字を一緒に見ないと、トラフィックの全体像が見えません。

自分のアクセスを除外していない最初の数日は、ほぼ自分

これは私が今日いちばん腹に落ちた話です。GA4 を入れた直後は、内部除外をしないと、最初の数字は自分です。これに気づかずに「100人来た!」と喜ぶ運営者あるあるが、世の中にはたぶんいる。

本気で「他人が来ているか」を測りたいなら、まず自分を外す。次の記事のテーマです。

終わりに

第6記事で「最初のデータを見た日を、別記事で書く」と予告しました。今日がその日でした。

並べると、自分のブログ運営はこう推移してきました。

  • 第1〜第3記事:立ち上げの壁
  • 第4記事:執筆フローの効率化
  • 第5記事:収益化のスタート
  • 第6記事:計測のスタート
  • 第7記事:デザイン強化(と事故対応)
  • 第8記事(今回):最初の数字を読み解く

シリーズの位相は、また一つ進みました。数字は出はじめた、でもまだ全部は信じられない。それでも、見える化の入り口に立った感触はあります。

報酬0円、訪問者の解像度はまだ低い、検索流入はほぼゼロ ─ それでも、「数字を見て驚いたり困惑したりする日」が来たこと自体が、今日の節目でした。

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次の記事(第9記事)について

次は 「アクティブユーザー27人の正体を確かめる ─ 内部トラフィック除外を入れた日」 を予定しています。

「27人」という数字を、「本当に外の世界から来た人」と「自分」に分解する作業です。除外を入れた あと の数字を見て、心境がどう変わるかも、合わせて記録します。

数字に振り回されない自分を作るには、数字を信じられる状態をまず作るしかない。その実録です。

後日談(2026-05-02 追記)

第9記事で除外フィルタを設定したあと、4日後にもう一度この「27人」を見にいきました。結果は予想と違っていました。続きはこちらです。

第14記事「自分を消した4日後、GA4を開いた日 — 27人はどこへ行ったのか」

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